2017.6.3 Sat. 天竜川にアユが還ってきた!!

アユ漁が解禁された最初の週末、今年はたくさんのアユの姿が見受けられ、多くの釣り人が初釣りを楽しみました。

今年は一番釣れた塩見渡橋エリア。流れの速いカーブを避け、上流のダム下エリアにも多くの釣り人が。

6月1日、今年もアユ釣り解禁日がやってきました。例年は解禁日当日の様子をレポートしてきましたが、メインとなるエサ釣りの場合、初日はアユがエサやコマセに慣れていないため、安定した釣果が出にくいのも事実でした。このため今年は、アユがエサに慣れたと思われる解禁3日目の6月3日の土曜日に取材を実施。予想通りこの日は秋葉ダム直下、塩見渡橋上流の榑山、塩見渡橋下流の大園、飛竜大橋の上下流が爆釣ポイントとなり、日の出からの早朝3時間に80~100尾を釣り上げる人が続出。エサ釣りでは解禁日の最高記録こそ80尾でしたが、翌日から10日間は、毎日どこかのポイントで100尾の釣果が天竜川漁協によって確認されるという好調ぶりが報告されました。

夜勤明けで浜松市内から駆けつけた馬淵さん(左)と友人の今村さん(右)。この日知りあった江口さんと談笑中。「そういえば、去年、秋葉ダム下にいたよね。」と、休憩時の談笑にも花が咲いていました。 ピークは午前5時〜8時前。この間に、ほとんどの人が50匹以上釣り上げていました。 組合員の赤松さん。「この時期だからサイズは小さいけれど、唐揚げが美味いんだ!!」 この日は残念ながら、友釣りは不調だったようです。

解禁日頃はまだ時期が早く釣果の安定しづらい友釣りですが、それでも6月10日に雲名橋上で20尾、11日に秋葉ダム下・中島で15尾。ドブ釣りでも6日目以降は豊岡親水公園西側を中心に70~90尾の釣果が続出しました。このようにエサ釣りの好調さも加え、今年は昨年に比べて格段に遡上数が増加していることは間違いないでしょう。同時にエサ釣りやドブ釣りでは、12cm前後を中心に8〜15cm、友釣りでは最高18cmの魚体が確認されており、このまま悪天候などに影響されないで順調にアユの成長が進めば、例年にない豊漁も期待されるところです。なお、天竜川漁協では7月23日に「友釣り大会」を開催予定です。ここで上位10位以内に入賞すると、8月6日に開催予定の「第2回国際友釣り大会」への出場権利が得られます。