イロイロな提案等があり下伊那漁協もできることから挑戦していかなくてはと思いました。自分たちの努力と勉強の足りなさに愕然と致しました。目が覚めた思いがしました。上流域に住む者として責任の重さを痛感しました。出来る限りの努力をしてゆくつもりです。
天竜川資源再生連絡会の3年後の姿、天竜川の将来像、戻すべき時代等をより明瞭にしていく必要があります。増えた資源を利用する、食としての享受をもっと出していってもらいたかったです。また漁業遊漁の現状分析が不十分です(静岡県全体)。年間何匹が釣られ食べられるのか、遊漁者はいくらお金を地域に落としていくのか等、知るべきことは山積みです。地域や社会に還元できる将来像を描きたいですね。(以上、自分への看過も含め書きました。微力ですが私も協力します)
電源開発、国交省、漁協がひとつのテーブルにつけて天竜川の改善のスタートになり、アユの再生にも期待するところです。
天竜川は大河川、自然には勝てない。政治の力も。近いうちに結果が出ないと漁協がもたない。アユでなければいけないのか?
漁協では、9種類の水産資源の保護・増殖を行なっておりますが、思い通りに資源を増幅させることは不可能です。近年は河川環境が悪化しているためか放流などの増殖行為も実を結ばず、組合の運営が難しくなっています。アユが生息するための環境としては過去に比べ非常に厳しくなってきており、アユよりも今の河川環境に相応しい魚種がいるのかもしれません。しかし、このままアユを諦めて他魚種を中心に運営をしていくのではなく、アユの生息に相応しい環境を取り戻し、水産資源の再生に努めていきたいと考えています。
(天竜川漁協・平野国行)