第25回天竜川天然資源再生連絡会

第25回天竜川天然資源再生連絡会の様子

日 時

平成27年11月25日(水)11:00~15:00

場 所

茅ヶ崎研究所第1研究棟2階第1/2会議室 および研究設備視察

出席者

たかはし河川生物調査事務所:高橋勇夫農学博士、間野(アイノ)主任研究員
中部大学   :村上哲生教授
京都大学   :竹門康弘准教授
天竜川漁協  :平野組合長、鈴木(修)総務委員長、青島業務委員長、
        鈴木(長)業務副委員長、谷高事務局長
静岡淡水魚研究会(静岡市環境学習指導員・静岡県環境学習指導員)
       :足立氏
電源開発(株)
 茅ヶ崎研究所:片山所長代理(挨拶のみ)、喜多村シニアエキスパート、
        太田土木技術研究室リーダー、芳賀調査役
 中部支店  :中嶋副支店長
        用地G:畠グループリーダー、菅原、
佐久間電力所 浜北区駐在:佐藤所長代理、金山
(株)JPビジネスサービス社会環境部環境防災システムG
       :小林グループリーダー、石井

目 的

  1. 活動報告
    1. 竹門准教授
  2. 茅ヶ崎研究所 研究設備視察……特別編:実験設備見学2参照

内 容

竹門康弘

  • 天竜川におけるアユ産卵適地造成実験の中間報告が行われた。
  • 中部電力鉄塔に設置された定点撮影カメラは、平成28年5月末で設置期限が満了となることから、今後の使用可能性について、竹門准教授より問いかけがあった。
  • 今年度の実験については、問題点の指摘を受け、当初計画を一部変更したとの報告が行われた。
  • 実験の前後に行ったワンドの湧水量・水質、アユ産卵状況、隣接側流路の流量等のモニタリング結果の報告が行われた。
  • 実験後の湧水瀬において、4箇所の産卵が確認できたとの報告が行われた。
  • 実験後の湧水瀬では(1)産卵が確認され(2)安定した湧水の供給が行われ(3)河床軟度が非常に高く(4)DOも十分にあり(5)濁水も除去できたとの報告が行われた。
  • 高橋博士より、事業規模の拡大方法が課題となるとの意見があった。
  • 今年度の実験に対する指摘についての対応経緯や今後の対応について、文書にまとめホームページに掲載することとした。

茅ヶ崎研究所 研究設備視察

  • 茅ヶ崎研究所の土木系の主要な試験・研究とその設備(100年コンクリート、水中振動台、船明ダム三次元水理模型実験、河床洗浄補助機材に関する水理模型実験、マイクロバブル装置)の視察が行われた。
  • 漁協から、アユの育成水槽の水質改善実験のために茅ヶ崎研究所が所有する中型マイクロバブル発生装置を借用することが可能であるかとの質問があった(→原則的には可能)。